ストラッパーブログを作成しました

str@pper誕生秘話|原宿で路上調査した小さなメーカーの話

その他

はじめに

「スマホにストラップを付けたい…」
2018年当時。そんな、当たり前の願いからストラッパーの開発は始まりました。

ストラップホルダーがほとんど存在しなかった時代

ストラップが当たり前だった時代
なくなってしまったストラップホール

ガラケー時代、ストラップホール当たり前の存在でした。
しかしスマートフォンになるとストラップホールは姿を消します
落下防止や紛失防止のためにストラップを付けようにも、付ける場所がない。
そんな状況が続いていました。

ストラップを付けたい人は本当にいるのだろうか?

現在ではストラップホルダーやフォンタブは珍しくありません。
しかし2019年当時は、バンカーリングや、ネジ止め式のストラップホールはあったのですが、現在のような挟むタイプの金具は日本にはありませんでした。
スマホにストラップをつけるには、今ほど選択肢が多くなかったのです。

そのため私たち自身も「スマホにストラップを付けたい人は本当にいるのだろうか」と手探りで開発を進めることになりました。

製品をつくる前に、twitter(現在のX)Yahoo知恵袋で調査をはじめました。

当時あつめたスマホユーザーの方たちの声

そこには…
「なぜスマホにはストラップホールがないのか」
「金具があったら欲しいけど何というものを探せばいいかわからない」
「グッズでストラップをもらったけどつける所がない
バンカーリングは好きになれない」
などの声が並んでいました。

やはり…スマホにストラップを付けたい人は確実に存在する。
そう確信しました。

なぜか原宿で路上調査

当時はベッキーやシノラーのようにマスコットをつけまくる
想定だったため原宿で路上調査もしました。
買い物をしてる人のしぐさをじっと観察してみる。
可愛い雑貨って眺めるけど買わないよなとか、
買う前にパッケージを裏返して裏面を読むよねとか細かな動きがわかってきます。
(一歩間違うと不審者です)

画像はイメージですが、原宿を歩き回り、声をかけて立ち止まってくれた方たちにアンケートをとっていきました

新しいジャンルの商品なので、価格の相場観も
そもそも売れるかもわかりませんでした。
そこで、道行く人に話しかけてアンケートも取ってみました。
実際に「あれば買うかも」と言ってくれたのは
仕事で首からかけるなどの実用的な用途の方が多かったのが印象的です。

「スマハン」になるところだった

スマホにストラップをつける構造を考えるにあたって、当初は「クリーニングのハンガーのようなイメージ」がありました。不織布のカバーの首のところからフックが出ているあれです。素材は…長く使えるものを作りたかったので、やはりステンレスがいいだろう。
ということで出来たのが初期のサンプルです。

スマハン、ちっちゃ。そしてハンガーなので逆さま想定でした。右は現在販売中のストラッパーです。(比較用)

当時はスマホのハンガーで「スマハン」という名称になるはずでしたが
なんなのかわかりづらいため、「ストラッパー」「ストラッピー」かで揉めた後
ストラッピーでは可愛すぎるのでは?という理由で、
やや中性的な響きを持つ「ストラッパー」に決まりました。

初期サンプルができた!原宿の空気感に引っ張られ、カラフルなラインナップから採用色を決めていきました

出かける先どこにでも持ち歩き「これってどう思います?」と聞いて歩きました。
酔っぱらって半分寝ていたネットショップ界の大先輩が、目を覚まし
製品をじっと見てくれて「これは…売れるんちゃう」と言ってくれたことが忘れられません。

売れるんちゃう

初期型str@perの誕生

2019年6月に発売。
原宿で路上調査をした影響に引っ張られ、初期型はややカラフルなラインナップとなりました。
(ブラック/アイボリー/ストロベリー/ミントグリーン)

採用になった4色。マットなカラーでした
初期パッケージは筆者が作りました。今見るとややダサ、いえ、素朴ながら、使い方が分かるようスマホ型にしたりと工夫の跡があります

当時のはちみつクリエイトはメーカーとしては駆け出しでした。
パッケージもWEBページもデザインは手作り
アイデア製品をときどき仕入れてくださっていた名古屋ハンズさんが催事をさせてくださいました。
当時はストラップホルダーコーナーがなく、バンカーリングなどのコーナーに置いてあったようです。
インフルエンサーさんのイベントに参加してチャームをつけて配りまくったり。

当時作っていたコンセプトシートです。どんな需要でお求めいただけるか、まだハッキリわかっていなかったので、複数のコンセプトを考えて探り探り販売していました。

写真撮影も、このころはカメラマンさんやモデルさんに頼むという事を知らなかったので全て社内。
会社の前の道路で空をバックに何枚も撮影しました。

2019年7月にNHKおはよう日本「まちかど情報室」で紹介いただくと、それまでポツポツだった注文が徐々に増えだしました。テレビの力
「本当に売れるのだろうか」と半信半疑で始めた製品でしたが、少しずつお客様に見つけていただけるようになりました。

現在のstr@perに近い形に

何となく、マスコットをじゃらじゃらつけるイメージに引っ張られ続けていたのですが、
売ってみるとブラックばかり売れるし、半分くらいは男性のお客様が買っていかれます。

「これは…思い込んでいたのと現実は違う?

×装飾⇒○落下防止
×カラフル⇒○シンプル
×女性ばかり⇒○男女半々

実際には、落下防止のために紐をつけたい!という、切実な需要の方のほうが多かったのです。
2019年9月にはリニューアルして、メタリックなメッキ色にチェンジ。
(シルバー/ガンメタル/ピンクゴールド)

パッケージもプレーンな生活雑貨風で、用途がわかりやすいものに変えました。

発売当時の反応

記録を振り返ると、2019年6月10日に最初の1個が楽天市場で売れています。
最初はほとんどインターネットのみの販売で、店頭でのお取り扱いは限定的。
ちょっと変わったアイデア商品という感じでした。
当時のお客様のレビューを読み返すと
「こういうのが欲しかった」
「やっと不便が解消した」

と、なんとも嬉しいメッセージが並んでいます。

うれしい

まったくの別件で出会った方が「えっストラッパーですか、持ってます」
言ってくれた時には感動しました。

ストラッパーは決して予想通りの売れ方はしなくて、
当初私たちは「チャームを付けたい人向けの商品」だと思っていました。
しかし実際には「スマホを落としたくない人向けの商品」でした。

「あ、違ったんだ」と何回も思いながら、お客様の声を聴き反応を見て
少しずつ軌道修正しながら育ってきた製品です。

それでも、このころのレビューを読み返すと
「お客様の悩みを雑貨で解決することができたんだ」という嬉しい初心に
今でも立ち返ります。

その後の改良の歴史

その後もストラッパーは改良を重ねています。
・充電口に巻き付けて使う、はさまないタイプの「ベルトストラッパー」
・iFaceのようなフチの厚いケースで使える「ストラッパーロングアーム」
・0.3mmと薄型で、密着性の高いケースでも使えるチタン製の「ストラッパーチタニウム」
・SNSのお客様の声から生まれた「ねこのストラッパー」
・傷つけない/静音設計への挑戦「ストラッパープニット」「ストラッパーグミ」

現在も変わらない開発方針

まずはお客様のお困りごとを探してみる。
「こうですか?」と思ったものをせいいっぱい作ってみる。
そして、発売後もお客様の話をよく聞いてみて、
自分たちが違っていたと思ったらいつでも直す。
そんな風にして向き合うよう心掛けています。

まとめ

左上からストラッパー(ステンレス)、ストラッパーロングアーム、ねこのストラッパー、ストラッパーチタニウムロングアーム、ストラッパーチタニウムショートアーム、ストラッパープニット、ストラッパーグミ、レザーベルトストラッパー、合皮ベルトストラッパー

2019年6月に発売したstr@pperは、発売後もお客様の声をもとに改良を続けてきました。
ロングアーム、チタンモデル、シリコンモデルなど、その時々の課題に向き合いながら変化を続けています。
今ではスマホストラップホルダーというジャンルも広く知られるようになりましたが、私たちはこれからも「スマホに安心してストラップを付けたい」というお客様の声から製品開発を続けていきます。
~ここまで読んでいただき、ありがとうございました~

年表

2019年6月  初代ストラッパー発売
2019年9月  メタリックカラーへリニューアル
2022年5月  レザーベルトストラッパー発売
2022年10月 ベルトストラッパー発売
2023年1月  ストラッパーチタニウム発売
2023年6月  ストラッパーロングアーム発売
2024年2月  段差つきにリニューアル
2024年2月  ねこのストラッパー発売
2024年9月  ストラポ発売
2025年10月 ストラッパーグミ発売
2025年11月 ストラッパープニット発売

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